地中海式食事と認知機能に関連性
英エクセター大学の研究チームが、地中海式食事法が認知機能に好影響を与えるとの研究結果を発表した。
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オリーブオイル、青果、ナッツや魚介類を中心とした地中海式食事法は、認知機能の低下を防ぐとされ、これまでにも多くの研究の対象になってきた。
今回、イリアナ・ロウリーダ氏の率いる研究チームは、過去に実施された複数の研究結果をまとめ、矛盾点などを調査。集められた12報の論文を調査したところ、9報が地中海式食事と認知機能に関連性があることを認めていることがわかった。
なお、このような系統的レビューが実施されるのは今回が初めてだ。
脳の老化を防ぐ
研究チームのレビューは、地中海式食事を厳守することにより、認知機能およびアルツハイマー病のリスクが低下することを示している。
ロウリーダ氏は、
地中海式食事法は、おいしいうえに栄養価が高い。今回のレビューにより、認知症のリスクを下げ、脳の老化を防ぐことができる可能性があることが示された(ハフィントンポストより)
と述べている。
また同氏は、調査により明らかとなった矛盾点を精査し、今後もさらなる研究を続けていくことが必要であるとの見解を示している。

エクセター大学 公式サイト
http://www.exeter.ac.uk/地中海式食事法と認知機能に関する系統的レビュー
http://journals.lww.com/epidem/Abstract/2013/地中海式食事法がアルツハイマー病のリスクを下げる ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.fr/2013/09/05/regime