コカ・コーラ1杯と同じ
凍らせたフルーツなどを材料としたスムージーは、果物や野菜を一度にとれる健康的な飲み物として、女性を中心に広まっている。
しかし今月7日、英紙ガーディアンに、スムージーのイメージを覆す記事が掲載された。
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警鐘をならしているのは、アメリカ人研究者のバリー・ポプキン氏とジョージ・ブレイ氏だ。スムージーの飲みすぎは、体に害をもたらす可能性があると、2人は指摘している。
スムージーには多くの果糖が含まれており、1杯の糖分量はオレンジ6個、もしくはコカ・コーラ1杯と同量であるという。スムージーを大量に飲めば、糖分を大量に摂取することになり、将来、肥満や糖尿病になる危険性があるのだ。
スムージーに潜む危険
ノースカロライナ大学栄養学教授をつとめるポプキン氏は、スムージーの与えるイメージにこそ本当の危険が潜んでいると指摘している。炭酸飲料のかわりとして、健康的なイメージのつよいスムージーを飲む人が増えているためだ。
(スムージーは)消費者に体に悪いものを飲んでいるという印象を与えないため、飲みすぎてしまう傾向にあり、これが危険をまねいている(ハフィントンポストより)
と、ポプキン氏は述べている。
また、スムージーを飲んでも1日に摂取する食べ物の量はかわらないという。飲んだ後に感じる満腹感が、長続きしないためである。
ポプキン氏は、新鮮な果物を食べたほうが持続した満腹感をえることができると述べるとともに、スムージーの飲みすぎに注意するよう訴えている。

ノースカロライナ大学 公式サイト
http://unc.edu/スムージーと果物ジュースが 新たな健康リスクを生む?ガーディアン
http://www.theguardian.com/society/2013/sep/07スムージーの飲みすぎ 新たな健康問題? ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.fr/2013/09/07/