エナジードリンクと健康
適切な量や飲み方を守らずエナジードリンクを摂取した場合、健康に大きな害を及ぼす可能性があることがわかった。
(画像はエナジードリンクに関する調査レポートより)
フランスの食品環境労働衛生安全庁(以下ANSES)が今月1日に発表したところによると、アルコールと併用したり、激しい運動の前に大量に飲んだりした場合、エナジードリンクによりてんかんやめまい、心肺停止が引き起こされる可能性があることがわかった。
ANSESが、同庁に寄せられたエナジードリンクに関する212件の訴えを調査したところ、心肺停止となったケースが8件あった。うち7件が死亡にいたっている。
ANSESによると、8件のうち3件にエナジードリンクが関係している可能性があることがわかった。
子どもや妊娠中の女性は注意
エナジードリンクには、カフェインやタウリンが大量に含まれている。
エナジードリンク250mlに含まれるカフェインの量は、エスプレッソ約2杯に相当する。摂取する際は注意が必要だ。
ANSESは、子どもがこのようなドリンクを飲んだ場合、睡眠障害になったり、日中頭がもうろうとしたりする可能性があると指摘している。また妊娠中、授乳中の女性も、摂取を控えたほうがいいという。
フランスでは、年に4000万リットルのエナジードリンクが消費されている。疲れたとき、リフレッシュしたいときに頼りになるエナジードリンクであるが、健康のためにも適切な飲み方を守りたい。

ANSES
http://www.anses.fr/frエナジードリンクに関する調査報告書 Anses
http://www.anses.fr/sites/default/files/
エナジードリンクは危険か franceinfo
http://www.franceinfo.fr/education-jeunesse/