良性乳房疾患になる確率39%減
カロリーが高く、健康に悪いと思われがちなピーナッツバターが、実は良性の乳房疾患の予防に役立つことがわかった。ハーバード大学などの研究者からなる米国の研究チームが発表した。
(画像はイメージです)
同研究チームは、9歳から15歳までの女の子9039人を対象とした調査を実施。
研究が始まったのは1996年で、まずは食生活に関するアンケートをとった。そして2005年から2010年の間に、同じ調査協力者より健康状態に関するデータを集め、食生活との関連性を探った。
結果、ピーナッツバターを週2回から3回食べていた女の子は、そうでない人に比べ、大人になってから良性の乳房疾患になる確率が39%低くなることがわかった。
植物性たんぱく質
良性の乳房疾患の予防は、乳がんの予防にもつながる。研究チームによると、ピーナッツバターがどのようにして乳房の疾患を防ぐのかは解明されていないという。
研究に参加したグラハム・コルディッツ教授は、
動物性たんぱく質よりも植物性たんぱく質を摂取することで、乳がんを防ぐことができると考えられる。これまでの研究でも、肉をあまり食べない国では、乳がんの発症率が低いことがわかっている(metro newsより)
と、説明している。
植物性たんぱく質を含む大豆なども良性の乳房疾患を防ぐことができる可能性があるというが、今回の研究ではピーナッツバターほどの効果は確認できなかった。

未成年の植物性たんぱく質の摂取と良性乳房疾患に関する調査報告
http://link.springer.com/article/10.1007ハーバード大学
http://www.harvard.edu/乳房のためにもピーナッツバターを metro news
http://www.metronews.fr/info/du-beurre