食堂よりもファストフード
フランスの学生生活機構(オブザルヴァトワール・ドゥ・ラ・ヴィ・エテュディアント)が実施したアンケートによると、フランスに住む大学生の37%が健康的な食生活をおくれていないと感じていることがわかった。
(画像はイメージです)
同アンケートは2010年に実施された。
調査によると、週に3回以上朝食をとらないと回答した学生は30%。また昼食に関しては、大学の食堂よりもファストフードを好むと答えた学生が多いことがわかった。
食費は平均月2万円
健康的な食事をとれていない学生が多いのは、予算のせいだけではないようだ。
アンケートによると、学生の月々の食費は平均して155ユーロ(約2万円)であることがわかっており、食材が安く手に入るフランスであればきちんとした食事をとることができる。
学生がバランスのとれた食事をとらないのは、簡単で、早く食べられる食事を好むためであると学生生活機構は推測している。また、料理の知識がないことも原因と考えられている。
健康的な食生活を推奨するため、フランス西部のナントにある団体、ASEFは、1ユーロ(約130円)で新鮮な青果の詰め合わせを学生に販売している。
また、全国学生共済ネットワーク、EMEVIAは年に1度、健康食ウィークを開催し、日々の食事の重要性や生活習慣病に関する情報を発信している。

学生生活機構
http://www.ove-national.education.fr/ASEF
http://www.asef-asso.fr/EMEVIA
http://www.emevia.com/学生の37%がバランスのとれた食事をとっていないと実感 melty food
http://www.meltyfood.fr/37-des-etudiants