クロレラが「2型糖尿病」の進展抑制に効果があるか検証
健康食品メーカーの株式会社サン・クロレラが、「第35回日本臨床栄養学会総会」で、クロレラの飲用が「2型糖尿病」の進展抑制に有効であることを発表しました。
(画像はプレスリリースより)
「2型糖尿病」は、進行すると脳卒中や腎症、認知症などの合併症を起こすといわれており、今回、同社の研究開発部は茨城キリスト教大学 板倉 弘重名誉教授などと共同で、クロレラの飲用が「2型糖尿病」の進展抑制に効果あるかについて検証する試験を実施しました。
糖尿病予備群の人が12週間にわたりクロレラを摂取
本試験は、糖尿病予備群の成人男性60人を対象に、クロレラ食品を摂取するクロレラ食品摂取群30人と、クロレラを含まないプラセボ食品摂取群30人にわけて試験を実施。それぞれ12週間にわたって食品を摂取してもらい、どのような変化が起こるかを検証しました。
「2型糖尿病」の進展抑制に有効
その結果、クロレラ食品摂取群は、摂取後、4週目で総コレステロールが低下。さらに、抗酸化作用として知られている葉酸の濃度が増加し、動脈硬化や認知症などの発症と関連のあるホモシステインが有意に低下していることがわかりました。
今回の検証結果から同社は、クロレラの摂取によって、脂肪酸の代謝が向上し、さらに酸化ストレスの改善により、「2型糖尿病」への進展抑制に有効であるとまとめています。
編集部 つつみ さえこ

「糖尿病予備群に対するクロレラの作用」株式会社サン・クロレラ研究開発部
http://lab.sunchlorella.co.jp/report/report_144.php