スポーツ観戦は太る!?
野球やサッカーをスタジアムで観戦したくなる、スポーツの秋。ちょうど良い気候に恵まれ、ビールとホットドッグ片手に青空の下で応援の声を張り上げる・・・想像するだけでワクワクする楽しい休日の一コマですが、WCRF世界がん基金 (WCRF UK)では、スポーツ観戦時の定番スナックの摂取カロリーを消費するのに必要な運動量を発表し、注意を促しています。
(画像はWCRF UKのロゴ)
ビール1杯とホットドッグでランニング35分
スタジアムで席について、まず確保する生ビール1杯。大体500mlのビールの摂取カロリーは173kcalで、消費するのにランニング15分、ウォーキングで42分かかります。また、ビールには栄養素がなく、体重の増加とがんのリスクを増やします。男性はビールを1日に2杯まで、女性は1杯までで留めることを推奨しています。
次にビールを飲みながら、小腹が減ってきたので頼むホットドッグ。50gのソーセージ入りのシンプルなものでカロリーは229kcal。ランニング20分、ウォーキングで56分消費するのにかかります。それだけではなくホットドッグに入っているソーセージは加工食肉で腸がんの発症につながり、塩分の高さが胃がんにつながりますので、ホットドッグよりカロリーが高くても、加工食肉使用ではないチキンバーガーなどに置き換えた方が安全なようです。
甘いココアの甘くない落とし穴
日も暮れて段々肌寒くなってきたら頼みたくなるココア。湯量200mlのものでカロリーは115kcal。消費するのにランニング10分、ウォーキング28分かかります。量だけ見ると生ビールの半分以下なのに、カロリーが高いことが分かります。また、意外ですが塩分も高く、体重の増加と胃がんの発症につながりますので、お茶やブラックコーヒーなどを選択した方が良いようです。
スポーツを観戦していると自分もスポーツしているかのような気がしてきますが、実際には座って飲んで食べていただけという現実。体重増加に悩みたくなければ帰路は電車に乗らず走って帰る必要がありそうです。

WCRF世界がん基金 (WCRF UK)プレスリリース
http://www.wcrf-uk.org/about_us/media/press_release