食生活の乱れが原因
18歳から35歳のフランス人のうち、63%が2回に1回はパソコンやテレビ画面の前で夕食をとっており、21%が座って食事をとることがほとんどないことがわかった。
市場調査を行うイプソスが15日、若者の食生活と生活リズムに関するアンケート結果を発表した。なお、アンケートは、フランスのドゥーイング・グッド・ドゥーイング・ウェル社の依頼を受けて実施された。
18歳から35歳のフランス人約1000人にアンケートをとったところ、34%が過体重、また6%が肥満であることが明らかとなった。一方で、過体重者の約3分の1が、自分は普通の体型であると思っているという。
生活リズムおよび食生活の乱れと運動不足が、若い世代の肥満の一因であると考えられている。
30代の悩み
学生の頃は多少ジャンクフードを食べたところで健康への影響を感じないかもれないが、30代ではそうはいかない。
年齢別の過体重率をみてみると、18歳から24歳が27%であるのに対し、30歳から35歳は44%となり、バランスの悪い食事や運動不足などの影響が目にみえる形で現れることがわかる。
また、会社に勤務する人のうち、多大なストレスを感じている人は34%、また孤独を感じている人は20%にもおよぶ。肉体的、そして精神的な問題を抱える30代が増加しているという。
ドゥーイング・グッド・ドゥーイング・ウェル社のエレン・ロック氏は、
企業は、労働者の健康のため、食生活の改善やスポーツ促進に力を注ぐべきである(Liberationより)
と述べている。

イプソス
http://www.ipsos.fr/ドゥーイング・グッド・ドゥーイング・ウェル社
http://www.dgdw.fr/ストレス、肥満、孤独 18歳から35歳の病 Liberation
http://www.liberation.fr/societe/2013/10/15/