料理教室開催
鹿や猪、野生の鳥などの肉を使うジビエ料理。大手町のJAビルで18日、長野県茅野市でレストランを経営する藤木徳彦シェフによる「ジビエ料理教室」が開催されました。
料理教室では長野県JAグリーンから提供された食材が使われ、長野管内でとれたイノシシ肉に加えて、ぶどう「ナガノパープル」、りんご「シナノゴールド」の美味しい調理のコツが紹介されました。
(写真はニュースリリースより)
豚肉を代用にすると簡単!
毎月1回農業・農村ギャラリーで開かれる料理教室の一環で、今回は約40名が参加。
ジビエ料理の代表的な食材・イノシシ肉を使い「イノシシのポワレ」を学びました。講師の藤木シェフによると、「イノシシ肉に熱をしっかり通すため、フライパンをあまり動かさない」「豚のバラ、肩ロースで代用できる」など、家庭で調理する際のポイントが解説されました。
参加者からは手に入りにくいジビエ料理の材料は、豚や鶏肉で代用して作ってみたいという意見が出ました。
野生鳥獣肉について
あまりなじみがない野生鳥獣の肉は、人間が食べるために作られたものとは違い、山野を駆け巡り暮らしていた動物の肉。自然で生きるために運動量が多いので、脂肪が少なく引き締まった肉質で、栄養も豊富でヘルシーです。
中でもイノシシ肉は、良質のたんぱく質や、疲労回復や皮膚の健康に欠かせないビタミンB郡が豊富に含まれています。
ジビエ料理は一匹余すこと無く料理し、生命と引き換えに食べることで、自然の恵みを感じながら食について考えることができるきっかけになります。

藤木シェフの店フランス料理オーベルジュエスポワール
http://www.auberge-espoir.com/chef/activity.html