ワキ製薬株式会社の研究
医薬品やサプリメントの製造販売、研究開発を行うワキ製薬株式会社は、10月9日から東京ビックサイトで開催された「食品開発展2013」で、効果の高いルンブロキナーゼを含んだ原料の開発に成功したことを発表しました。
ワキ製薬株式会社は長年、ミミズから抽出される有効成分を人々の健康に活用する開発を行ってきました。ルンブロキナーゼは、ワキ製薬株式会社が90年代に世界で初めて商品化したミミズ乾燥粉末に含まれています。
(画像はワキ製薬株式会社のホームページより)
ミミズの解熱鎮痛薬
ワキ製薬株式会社は、ミミズの解熱鎮痛薬「ミミトンシリーズ」を60年以上手掛ける企業で、ルンブロキナーゼ含有のサプリメント開発については第一人者として、世界をリードしてきたパイオニア的存在です。
これまで研究開発が進められてきたルンブロキナーゼ含有のミミズ乾燥粉末原料を改良するために、京都大学名誉教授の井上國世氏らの指導の元、より高い効果の期待できる新型ルンブロキナーゼの開発に取り組んできました。
ルンブロキナーゼとは?
新型ルンブロキナーゼは、これまで数値化されていなかった酵素の力の規格基準を定め、新たなルンブロキナーゼ含有原料によって血栓症で悩む方々の新たな治療となる期待が寄せられています。
既に行われている小規模な臨床では、新型ルンブロキナーゼによって血流障害が約8割近く改善したとの結果を発表しました。
ワキ製薬株式会社の研究開発部は現在、大学や研究機関と連携し、ミミズの体内から薬理物質を取り出す研究を共同で行っています。

ワキ製薬株式会社
http://www.a-kusuri.co.jp/